「やらなくていい」と思うと「やりたくなる」不思議な心理

変な話、私は、「やめていい」と思うと幸せな気分になる。仕事やめていい。チェロをやめていい。日本に住むのをやめていい。今日は「ブログをやめていい」だった。でも、思った直後、書きたくなってしまった。

チェロの練習でもそう。「練習しなくちゃ」と思っていると、何だか他にやらなきゃいけないことが目に入って後回しになる(実際やらなきゃいけないことが山程あるからね…)。でも「やらなくていい」と思うと、「…でも、あの曲、ちょびっとだけ弾きたい…」と欲が出てくる。そんなことありませんか?

「〇〇しなくちゃ」の思考があると、元々あった「やってみたい」気持ち、好奇心、ワクワクを感じれなくなる。やってみたい、好奇心、ワクワクが行動の元、元気の元なのに。何らかのきっかけで「しなくちゃ」の雲が現れると、「したい」気持ちにアクセス出来なくなってしまう。

だから、チェロのレッスンでは、はっきりと「こうした方がいいよ。」と言うことを極力控えている。だって、言うと目の前に生徒さんが緊張しはじめるのが見えるから。「やらなくちゃ」の汗とか、「出来るかな…」の不安が筋肉を緊張させてしまうし、挑戦しても結果はスムーズに出ない。私も見ていて辛くなる。

「こうした方がいいよ」の代わりに使う言葉は「ここは(A)してもいいし、(B)してもいいし、どうする?」と聞く。例えば、「今は1ポジションで弾いているけど、これは3ポジションでも弾ける。どうする?」。そう言えば、新しいことが「オプション」であることが伝わると願っている。自力に考えて、試して、自分で選ぶ。「やってみたい」「チャレンジしたい」光を生かす。

多くの場合「試してほしいな〜」と思っていた方を選んでくれるけど、逆心理を使っている訳ではない!「しない」選択肢をあげることによって、そのとき「したい」かどうかを把握できる。新しいチャレンジを成功させるには、心の余裕も必要だからね。

結局私が、仕事、チェロ、日本に住むことなど「やめていい」と思って幸せに感じるときは、余裕がないときなんだ。疲れている証拠。

誤解しないでくださいね!日本もチェロも仕事することも好きです♪

生き方として、ときどき「やらなくちゃ」雲を取っ払って、好きであることを思い出して、元気を取り戻しているだけ。

♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

大塚幸穂 第8回 サロンコンサート in 館山(千葉県)
〜チェロとピアノの名曲で、心やすらぐひと時を!〜

 開催日:2017年9月24日(日)
  時間:第1部(昼の部)13:30開場 14:00開演
     第2部(夜の部)18:00開場 18:30開演
  会場:
蜂の駅ひふみ養蜂園2階ホール
  料金:2,500円(ハーブティーとはちみつのお菓子付)
  曲目:サンサーンス/白鳥
     フォーレ/シシリエンヌ
     マスネ/タイスの瞑想曲
     ショパン/序奏と華麗なるポロネーズ
     ダグラス/この素晴らしき世界
     マンシーニ/ムーンリバー
     美空ひばり/川の流れのように
     モノ/愛の讃歌 他
     *曲目は変更になることがあります。
 ご予約・お問い合わせ:090-1910-0368(佐々木)
 FBイベントページ:
https://www.facebook.com/events/511903475817255/

Sachi のコンサート情報

Sachi の演奏依頼の
問い合わせページ

Sachi の
チェロレッスン案内