一本の細い木から出来た弓が100年以上使える訳

守る道具がたくさん着いているからです!

例えば、弓先の細くてとんがっている部分を守るのは白い「チップ」。
BowTip

牛骨からから出来ているのが多いらしいですが、弓を天井などにぶつけたとき(!)弓本体を傷付かないように囲んで、木の代わりに刺激を受けるのです。

一昨日まで欠けていた私の弓↓
Bow1

直してもらったあと↓
IMG_8204

あんなに心配していたのに、楽器屋さんに持って行ったら、大丈夫ですよ~と。チップを全て取り替えると時間がかかるから、工房にある素材で欠けたところに形を合わせて付け足してもらいました。楽器のメンテナンスのプロには感謝!!

もう1つ弓を守る役割のあるのは黒い「グリップ」です。
IMG_8200

弓の持ち方によって爪が弓に当たることもあるので、ちょうど親指の爪が当たるところにグリップを巻くのです。消耗するとこんな感じ↓
IMG_8201

このままほっとおいたら爪が弓の木食い込んでぼみはじめるのです。よくみるとこの弓は既に傷んでます↓
IMG_8202

大切な弓を守る工夫、他にも沢山あると思いますが、私の経験上取り替えたことあるのはこの2つ。

そもそも何で100年以上も同じ弓を使いたいか?と思う方がいらっしゃったら!別にまとめましたので、明日のブログ、楽しみにしてください♪

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